ここだけの話
見聞古事
住店より今も健在する古い建物や自然素材の建築物のご紹介!
富岡製糸工場(レンガ造り)
明治5年に建てられた富岡製糸工場は、フランスの技術をそのまま使うのではなく、日本に合わせた様々な工夫を加えて作られました。例えば木材で骨組みをつくり、その間にレンガを積む、 和洋折衷方式の木骨レンガ造りという工法や、レンガの目地に、セメントの代用として 漆喰を使うなど、日本の文化を色濃く残した工法が採用された一方で、フランス積み(フランドル積みとも呼ばれる。正面から見たときに、一つの列に長手と小口が交互に並んで見える積み方。他の積み方より優美に見える)という積み方で組まれるなど、フランスの技術を取り入れた非常に珍しい建造物です。
ロックハート城(石造り)
ロックハート家は、今から670年前、スコットランド独立の英雄、ロバート・ブルース王に仕えていた騎士として、その名をスコットランド史に留めています。ロックハート城は、イギリスが産業革命に世界の富を蓄積し、有史以来、最も華やかに繁栄した時代背景の1829年、エディンバラの南西約50kmに建設されました。その後1988年、当時のソビエト・ゴルバチョフ元書記長の快諾を得て、30個のコンテナは、シベリア鐵道を経由し、同年12月、長旅を終え、無事日本に到着し、以来、3年有余の紆余曲折と、延べ15,000人の建設スタッフにより幾多の困難を克服し、1993年4月6日、遂に大理石村に復元されました。ヨーロッパの古城移築・復元は、我国では初めてのことですが、これは、俳優・津川雅彦氏と大理石村・平井良明の『夢』のリレーにより完成したものです。
妻籠宿(木素造り)
妻籠宿(つまごじゅく)は、1976年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された江戸時代の面影を色濃く残す宿場町です。
江戸時代、商家民家は檜の使用がご法度だった為、栗・杉・欅で造られ、屋根は釘を使わず板が敷いてあるだけだった為、石が乗せてありました。
明治10年にそれまで禁止されていた檜の使用が可能になった為、檜を豊富に使い、重厚な構造の「奥谷」を建てました。 現在は南木曽町が、代々脇本陣を務めた林家住宅を借り受けて公開しています。
明治10年にそれまで禁止されていた檜の使用が可能になった為、檜を豊富に使い、重厚な構造の「奥谷」を建てました。 現在は南木曽町が、代々脇本陣を務めた林家住宅を借り受けて公開しています。