防犯対策の重要性
空き巣など侵入犯罪者の目的は、確かに「お金」が殆どです。宝石や貴金属そして車やパソコンあるいはゴルフクラブなどみな換金可能なものばかり。商品はたいてい国外に持って行けばお金になるからです。しかし、被害は金品だけではありません。被害者の殆どは精神的・・つまり心の傷を受けています。特に女性やお子様に多いのですが、「怖くて眠れない!」、「夜中にうなされる!」、「一人でトイレに行けない!」ならまだ良い方で、中には「日中一人で家にいられない」とか「 もうこの家に住みたくない」・・・など、心の痛手ははかりしれないのです。また、空き巣と一括りに考えがちですが、家の人が居る時に侵入する「居空き」、寝ている時に侵入する「忍び込み」と実際に被害者自身に危害が加わる可能性が高い空き巣もいるのです。
【侵入窃盗の手口別発生状況】
【侵入窃盗の場所別発生状況】
空き巣に狙われる3つの要因
人通りや人目が少ない
●通行人が少ない、通りから敷地が見えない。
人通りが少ない地域、または、人通りが多くても道路から敷地内が見えない場合は注意が必要です。
●豊かなコミュニティの形成
空き巣等身近な犯罪が多く発生しており、地域の目で犯罪を防ぐ力を高めることが必要となっています。
●高い塀や生垣で、通りからの見通しが悪い。
高い塀や生垣は、防犯にはおすすめできません。一度敷地に侵入してしまえば、侵入者は人の目を気にせずに、ガラス破りなどの作業に集中できるからです。
●目隠しタイプのベランダである。
入ってしまえば通りから見えない目隠しタイプのベランダ。侵入者がガラス破りなどに集中できてしまいます。
●公園や空き地、駐車場などに隣接している。
公園など、長時間そこにいても不審に思われにくい場所と隣接している場合は、侵入者はじっくりと下見ができるため、狙われやすいと言えます。
●常夜灯がなく、暗がりが多い。
侵入者は暗がりを好むため、敷地内に常夜灯がない場合や、まわりに街灯がない場合は狙われやすくなります。
高い塀で囲まれた家
植栽で見通しが悪い
見通しの悪いベランダ
入りやすく逃げやすい
●物置、エアコン室外機、雨樋など、2階への足場がある。
侵入者は物置などを足場にして2階の窓からも侵入します。2階に上がれそうな場所にはできるだけ背の高い物を置かないようにしましょう。
●隣家との距離が近い。
隣家の物置や雨樋を足場にして侵入されるケースもあります。ご自分の住まいだけでなく、隣家との距離もチェックが必要です。
●敷地が複数の道路に面している。
「逃走経路が多い」と置き換えられます。侵入者にとって、逃げやすさは欠かせない要素です。
●CPマークについて
CPマークとは、「侵入に5分以上かかれば7割の窃盗被疑者があきらめる」との調査結果に基づき官民合同会議が定めた防犯性能試験に合格したことを示すものです。
●補助錠の設置位置
・子供の手の届かない高さ
・お年寄りの手の届く高さ
車庫前から侵入
隣家とのすきまから侵入
CPマーク
留守かどうか
●インターホンにカメラが付いていない。
侵入者の約半数が、不在を確認するためにインターホンを使います。ただ、カメラ付きのインターホンであれば、顔を見られることを嫌がり、侵入をあきらめる場合も多いと言われています。
●ポストに郵便物が溜まっている。
新聞や郵便物があふれたポストは、住人が不在だと一目でわかります。長期不在時には、新聞をとめておくことをおすすめします。
●表札に家族全員の名前がある。
家族構成が一目でわかり、留守の時間帯を推測されやすくなります。表札は苗字だけにするのが無難です。
●電気メーターが見やすい位置にある
メーターの動き方で留守かどうかを判断されやすくなります。
留守を知らせる郵便物、新聞
見やすい位置にある電気メーター
防犯の3原則
威嚇防犯
威嚇防犯とは、端的に言えば「空き巣などの侵入盗が見て嫌う家にする」という事です。
周囲からの見通しを良くしたり、センサーライトや監視カメラ等、空き巣に入ろうと思わせない家づくりが威嚇防犯です。
物理防犯
侵入窃盗犯が家に入ろうとする時、破壊や侵入を難しくして、時間と労力をかけさせるのが、「物理防犯」です。
約70%の捕まった犯人が「5分間破壊を試みても、はいれなければ諦める。」と答えた事を軸に、官民合同会議が「防犯性能の高い建物部品」の目録を作りましたが、これは全て「物理防犯」です。
注意の習慣化
最後に一番大事なのが、注意の習慣化です。
どんなに防犯対策をしっかりやっても、カギをかけなかったり、夏に暑いからといって窓を開けて(施錠を忘れて)寝ていて不審者の侵入を防げますか?優れた警備保障と契約していても、スイッチを入れなければ何の役にもたちませんね。
やはり、日頃の防犯意識と注意が大切なのです。
防犯の3原則
「威嚇防犯」 + 「物理防犯」 + 「注意の習慣化」 なのです。